<光の現象①.ブロッケン現象>
太陽などの光が背後から差し込み、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹とよく似た光の輪が現れる大気光学現象。ドイツのブロッケン山でよく見られる現象でブロッケンの妖怪とも呼ばれる。山頂や飛行機の機内からもよく見られる。
名探偵コナン 546話・546話 「霧にむせぶ魔女」にも掲載
山頂から見たブロッケン現象(画像)
飛行機内から見たブロッケン現象(画像)
<光の現象②.ダイヤモンドダスト(細氷)・サンピラー現象(太陽柱)>
ダイヤモンドダストとは、大気中の水蒸気が寒さで昇華して凍り、小さな氷の結晶になる現象。サンピラー現象とは、日の出や日没時に太陽の光が空気中のダイヤモンドダストに反射して柱状に輝いて見える現象。この柱が太陽の虚像である。
劇場版 名探偵コナン 沈黙の15分
名探偵コナン 683話 「命をかけた恋愛実況中継(現場突入)」 に掲載
ダイヤモンドダスト(映像)
サンピラー現象(映像)
サンピラー現象のメカニズム(画像)
<光の現象③.凸レンズ>
凸レンズの像は、焦点の内側にある物体は虚像の正立像、焦点の外側にある物体は実像の倒立像として見える。
名探偵コナン 715話 「服部平次と吸血鬼館(四)」 に掲載
凸レンズの像(映像)
<光の現象④.蜃気楼とホタルイカの身投げ>
春の蜃気楼は海面近くの空気が冷やされて密度が高くなり、光が屈折し実際の風景などの上に、上下逆さまの虚像が現れる上位蜃気楼となる。
名探偵コナン 778話 「天使が消えた蜃気楼」 に掲載
魚津市から見た蜃気楼(映像)
蜃気楼のメカニズム(映像) 上位蜃気楼2分30秒〜 下位蜃気楼7分20秒〜
上位蜃気楼のメカニズム(画像)
下位蜃気楼のメカニズム(画像)
ホタルイカの身投げ(画像)