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<6月模擬試験の解説>

第1問

 A 太陽系

  問1 星間雲を構成する星間物質(星間ガス)は水素が主成分である。星間雲には、暗黒星雲(馬頭星雲)や散光星雲(バラ星雲)などがある。

  問2 恒星の誕生に関わる問題。星間雲の特に濃い部分が自らの重力で収縮し原始星として誕生する。原始星は収縮が進むにつれ温度が上昇し1000万Kを超えると水素の核融合反応が生じると主系列星となる。また、原始星は可視光線を吸収するため、赤外線を用いて観測される。

  問3 彗星が太陽に近づくとき、太陽風の影響で太陽と逆方向に長い尾を形成する。彗星はオールト雲と呼ばれる領域から太陽系へやってくると考えられている。 ③

 

 B 固体地球

  問4 図中のAは大西洋中央海嶺を示しており、海嶺では地球内部のプルームによりプレートが生成されAの両サイドへ広がるように形成されていく。このため海嶺は改題する境界とも呼ばれる。ゆえに、BCは共にAから離れていく。

  問5 世界には10数枚のプレートがあり、アンデス山脈やアルプス山脈はプレートの運動によって形成されている。アンデス山脈は海洋プレートであるナスカプレートと大陸プレートである南米プレート、アルプス山脈は、大陸プレートである、ユーラシアプレートとアフリカプレートの衝突によって形成された。

  問6 aはアリューシャン海溝、bはサンアンドレアス断層を示している。cは太平洋南極海嶺を示している。

 

第2問

 A 火成岩

 

 B 地球の歴史

  問4 原始大気は微惑星が衝突した際にガス成分が放出され、二酸化炭素・窒素・水蒸気が主成分である。

  問5 先カンブリア時代の中ごろ、原核生物であるストロマトライトなどの光合成生物により、海中酸素濃度が増加し、鉄イオンと化合し酸化鉄となり海中に堆積した。これが縞状鉄鋼層となった。

  問6 19億年前頃には、最古の真核生物であるグリパニアが出現した。グリパニアは葉緑体やミトコンドリアを持っている。また、先カンブリア時代の末期にはかたい殻をもたない動物群(エディアカラ化石群)が出現した。

 

 C 大気と海洋